2009年6月14日日曜日

イラン大統領選、現職が再選

12日投票のイラン大統領選は同日夜の投票締め切り後、即日開票作業に入り、内務省は13日朝、開票率約90%の段階で2期目を目指す保守強硬派のアハマディネジャド大統領(52)の得票率が66%、改革派のムサビ元首相(67)が同33%と発表。大統領は当選に必要な過半数の票を獲得、決選投票にもつれ込まずに大差で再選を決めた。 
 開票早々から国営イラン通信は、同大統領が過半数の得票で再選されたと報道、大統領陣営も勝利を宣言した。一方、ムサビ候補も「大差で勝者となった」と主張、選挙で不正行為があったと反発しており、混乱が広がる可能性がある。事前予測では両候補の接戦とみられており、公正な選挙実施に疑義を呈す声もある。
 国際社会との関係改善などを訴えたムサビ候補当選なら、対米関係改善に向けた動きが活発化すると期待されたが、大統領再選で対米強硬路線は維持されることになる。
 選挙戦では初めて公開テレビ討論会が行われるなど、対米外交や経済をめぐって激しい論戦を展開。70%以上の高い投票率となり、投票時間も4時間延長された。投票率の上昇はムサビ候補に有利とみられていただけに、当局発表は意外感をもって受け止められている。 
 
★★★補習★★★
 
◆◇◆毎日が記念日◆◇◆
フラッグデー (アメリカ合衆国)
 1777年、「星条旗」を正式にアメリカ合衆国の国旗と定めた。
 アメリカが独立宣言を行った頃の旗にはイギリスの国旗が入っていた。しかし、独立戦争で戦った相手の国の国旗が旗に入っていては国民の士気に影響するということで、ワシントンらがフィラデルフィアの旗作り職人ベッツイ・ロスに依頼し、星条旗を完成させた。第28代大統領ウィルソンがこの日を国民の祝日とした。
 また、1914(大正3)年にオリンピック大会旗が制定されたのもこの日であった。